或る小説家

作詞 藤井 樹 / 作曲 藤井 樹
編曲 Broken my toybox

 

 

さようなら3度目の

地球を壊してもう行くよ

僕にしか見えない

生き物

顔を洗った途端に見えなくなった

 

楕円の外側を

何度もなぞって

修正液をこぼして

書き直す

僕が今放ったあのミサイル状の言葉は

何も知らない誰かに撃ち落とされてしまった

 

明日になれば僕らは

今日のことを忘れて

「それでいいの?」「それでいいよ」

何度も言い聞かせてるんだ

「眠れない夜が続くね」

夢の中でつぶやいた

「ほら些細なことだね、そんなものさ」

そう書き並べて今日を閉じた。

 

 

ゼロから書き直す

白線の外側

手足が震えて

動けぬまま

後ろ指を刺した子供が

通り魔に刺されて死んだ

「ありがとう」と叫んだ彼ら

ここではない違う世界 世界

 

明日になっても僕らは

今日と何も変わらず

「それでいいの?それでいいの?」何度も

問い詰めているんだ

枯れ葉になるはずの種が

今日も芽吹いてゆくんだ。

「ほら結局は僕ら その程度さ」

そう泣き叫んで明日を開いた。

 

 

「少しだけ話を聞いてもいいかな、

 君は一体どこからやって来たんだい?」

「それはあなたが一番よく知ってるでしょう?」

そう言われた気がしたんだ

 

変わらない日々を愛すると

世界が消えてゆくよ

「これでいいの?これでいいよ」なんとも

今にも死にそうな

声が聞こえるよ僕らが

置き去りにしていった

「本当にごめんね、どうやらまだ

僕はこの世界を愛している」